『シロメ』を2回見ての感想

映画『シロメ』
お台場・シネマメディアージュ
2010年8月16日(月)11:30

あ、これやっぱりももクロちゃんは本気でドッキリに引っ掛かってるなと思った。怖がってる時の表情やリアクションは本物だと思った。
最初の方で、初めて見た時も違和感というかこれは振りだろと思って芝居だろうなと思ったシーンがある。メンバーだけで控室みたいな部屋に入って一人ひとりコメント撮りするとこ。ふざけてシロメのとこ行ったら死ぬというのに、髪の毛いじりながら「ホントは行きたくないんですけどー」とか「キュキュッキュキュ」とかやって、これいわゆる死亡フラグだろと思った。ここで電気がバツっと消える事と、入って来るディレクターの嘘臭さを考えると、ここは廃墟の撮影より後に台本で撮ったんじゃないかなぁと思った。
お泊りとバスのシーンも、夏菜子とあかりの動き、セリフを考えると同様。寝てる間の動きに関しては一晩回して良いとこ使ったのかもだけど、腕の動きはさすがに不自然だしバスでセリフを言う2人と一致してるし偶然じゃなくて芝居かなぁと思う。
そこら辺以外では、怖がるとこはみんなホントに怖がってたと思った。ただ、普通だったら信じないんじゃないかなぁと思うところはたくさんある。それで、僕は舞台挨拶の時に「お客さんで質問ある方いらっしゃいますか?」のチャンスが来た瞬間、挙手!(想定して待ち構えてた。)
「廃墟に入る前のところで、いとこの映像見せられましたよね?で、イスがぶっとんだじゃないですか?みなさん、あの時どう思いましたか?」
あそこって、やっぱりいくらなんでもありえないとこだと思う、一番。怪談師が具合悪くなるのはまぁいいとしてもイスがぶっとぶってありえない。そしてその後、その怪談師が憑依で発狂。これもありえない。「だから実際、ももクロちゃんたちはその場でどうだったの?」という意味で聞いた。
あかりんは質問の意図を理解してくれた。「確かに後から見るとおかしいとこたくさんあるんだけど、その場では私たちは怖すぎて何がホントかとか全然わからなくなってた。とにかく怖かった。さらに思い返すと、ニヤニヤしてるスタッフとかいたし、泣きわめいてるのに何故かみんな助けてくれなし、ホント訳分からなかった。」
というような答えを頂きました。
まぁ確かに「絶対おかしいだろこれ」っていうシチュエーションでも、誰もネタバラシしてくれない間は半信半疑ながらも怖いは怖いだろうなぁと思った。それと、暗い廃墟歩くのはラップ音とかこれまたありえない現象だと思うけど、肝試しやお化け屋敷ってわかってても怖いから、あの状況はドッキリだろうがわかってようが本気で怖がってたんだろうなぁと思った。
それで未来へススメ歌うのとか完璧な子たちだなと思った。
【心に残ったセリフ】
第1位:たすけてぇ、ほんとにたすけてぇ…(百田夏菜子
第2位:バリケードって何?(有安杏果
第3位:紅白出たい!(ももいろクローバー